「前職・現職でトップクラスの営業実績があるのに、M&A仲介の面接でことごとく落とされる……」
「『なぜ不動産(金融・メーカー)じゃダメなの?』『なぜうちの仲介なの?』という深掘りに答えられず、完全に詰まってしまった」
この記事を開いたあなたは、この2つの経験のどちらか、あるいは両方を経験しているはずです。
結論から言います。
M&A仲介の面接官(年収数千万円クラスのトッププレイヤーが多い)が見ているのは、単なる営業力ではありません。「業界理解の解像度」と「ロジックの強さ」——この2点だけです。どれだけ前職で数字を作ってきても、「営業実績」だけに頼った志望動機は、開始5分以内に見抜かれて落とされます。
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営業実績があるのに面接で全滅する「3つの共通点」
同じような営業実績を持っているのに、通過する人と落ちる人がいる。その差は何か。M&A仲介の採用現場を知っているエージェントが口を揃えて言う「全滅パターン」は、ほぼ3つに集約されます。
❌ 共通点①:志望動機が「稼ぎたい」「成長したい」止まり(自利のみ)
インセンティブの高さに惹かれてM&A仲介を目指すことは、まったく問題ありません。しかし面接でその本音だけを語った瞬間、面接官の頭には「じゃあ不動産でも保険でもいいじゃないですか。歩合制の仕事なら他にもたくさんありますよね」という問いが生まれます。
面接官の本音:「稼ぎたい欲は良い。でも案件が1年間1件も決まらない辛い時期に、逃げ出さない根拠はどこにある?」
稼ぎたいという動機は必要条件ですが、十分条件ではありません。「なぜ他の稼げる仕事ではなくM&A仲介でなければならないのか」という接続が、この先に必ず必要になります。
❌ 共通点②:「なぜM&A仲介なのか」の差別化・解像度が低い
「経営者の力になりたい」「日本の事業承継問題に貢献したい」——これらは、M&A仲介の面接では「誰でも言える言葉」として処理されます。
M&A仲介は「無形商材×オーナー経営者の人生を背負う超高難易度営業」という、他の営業職にはない特殊な構造を持ちます。その特殊性を正確に理解したうえで、「だからこそ自分の〇〇という強みが活きる」という論理で語れる人間だけが通過します。
面接官の本音:「『経営者に貢献したい』は当然のこと。それをM&A仲介という手段でやる理由、あなたの過去の経験がどう活きるかを教えてください」
❌ 共通点③:各社(日本M&A・MACP・ストライク等)の違いを理解していない
M&A仲介会社はすべて同じではありません。電話・飛び込みの直販営業で案件を取りに行く会社と、金融機関・会計事務所とのアライアンスから案件が供給される会社では、営業プロセスがまったく違います。ターゲットの企業規模も会社によって異なります。
この違いを理解せずに「M&A業界全体に興味があります」という雰囲気で臨むと、「うちがどんな会社か理解して来ていないな」と判断されて、即不合格になります。
面接官を無言にさせる「志望動機・面接の解決策」
✅ 解決策①:前職の実績を「M&Aで活きる再現性のある強み」に言語化し直す
「〇〇万円売りました」という実績報告は、M&A仲介の面接では無力です。面接官が聞きたいのは「その実績をどうやって出したか」というプロセスと、「そのプロセスがM&Aの業務のどこで再現できるか」という接続です。
| 前職での実績・経験 | M&Aの業務プロセスでの再現場面 |
|---|---|
| 1日100件以上のテレアポを継続 | ソーシング(案件開拓)の行動量の証明 |
| 経営者・決裁者への直接アプローチ経験 | オーナー社長への初回面談・信頼構築 |
| 高額商材の長期クロージング | 半年〜1年かかるディールの進行管理 |
| 断られても前に進んだ挫折経験 | 仕込み期間のメンタル維持の根拠 |
この表を自分の経歴で埋めてみてください。空欄になる部分が、面接で深掘りされて崩れるポイントです。
✅ 解決策②:面接官の深掘り質問に耐えうる「Whyロジック」を3段階で作る
3段階の「Whyロジック」
Why Sales(なぜ営業か):前職の営業を通じて感じた「この仕事に向いている・これが好きだ」という自己理解の根拠
Why M&A(なぜM&A仲介か):現職で感じた「限界・物足りなさ」と、M&A仲介でしか解決できない理由の接続
Why Company(なぜこの会社か):競合他社との違い(直販型か紹介型か、案件規模、社風)と自分の軸の一致
この3軸が一本の論理で繋がっているとき、面接官が「なぜ?」を繰り返しても崩れない志望動機が完成します。
✅ 解決策③:一人で悩まず「M&A特化のプロ」に志望動機を客観的に揉んでもらう
解決策①と②を自力でやろうとすると、必ず「自分では気づけない論理の穴」が残ります。自分の言葉は自分には見えにくい。特に「Why Company」の部分——「なぜ日本M&AセンターではなくMACPなのか」——ここは各社の内部情報なしには精度の高い回答が作れません。M&A特化のエージェントに志望動機を持ち込み、「面接官の視点でここが弱い」というフィードバックをもらう。このサイクルを本番前に最低2回やった人間が、深掘りに崩れません。
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まとめ:不採用通知を増やす前に、一度プロに志望動機を見てもらおう
まとめ:不採用通知を増やす前に、一度プロに志望動機を見てもらおう
実績があるあなたが面接で落ちている理由は、営業力が足りないからではありません。「M&A業界向けの伝え方・志望動機の組み立て方」を知らないだけです。
「稼ぎたい」「成長したい」という本音と、「なぜM&A仲介か」「なぜこの会社か」という論理を、自分の営業実績という原体験でロジカルに繋いだとき、面接官は初めて「この人は本気で来ている」と判断します。
我流で対策して不採用通知を増やしてしまう前に、一度プロに志望動機を持ち込んで「徹底的に突っ込んでもらう」のが最も早い解決策です。1社目の応募で落ちると、同じ会社への再挑戦が1〜2年間不可能になるリスクがあります。本番前に仕上げる時間は、今だけです。
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